中小企業診断士ウォッチャーのここだけのお話

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実務補習で、大企業にお勤めの人が注意すること

中小企業診断士試験の最後の関門として実務補習を選択した方のうち、大企業にお勤めの人が注意することがあります。それは、今、自分を取り巻く職場環境は、あたりまえのモノではないということです。というお話です。

1.職場環境

大企業にお勤めの人の中でエリートと呼ばれる人も、中小企業診断士試験を受験することは珍しくありません。
大企業にお勤めの人で、社内の競争に勝ち抜き、出世コースを歩んで来た人は、ご自身と同じように、重い責任を負わされ、決断の早さや処理の早さ、難易度の高い仕事を処理できる能力を求められて応えられる人に囲まれた職場環境にいます。日々同じ環境にいるので、気が付かないですが、エキスパートに囲まれた職場環境なのです。
大企業にお勤めの人で、エリートでなくても、周りを優秀な方に囲まれて仕事をしているケースは多いです。
 

2.実務補習のチーム環境

実務補習のチームの構成員は、さまざまな人の”るつぼ”です。勤めてる企業規模も違えば、フリーランスの人もいますし、公務員や定年を迎えた人もいます。もちろん役職もバラバラです。今に至るまでの見てきたものが違う人たちで構成されます。それぞれ、異なる「常識」を持っているので、当たり前が当たり前に通じないことを受け入れなければなりません。
 

3.実務補習で、大企業にお勤めの人が注意すること

実務補習で、大企業にお勤めの人が注意することは、自分を取り巻く環境が、普段とは異なること認識することです。日常業務で行っているやり取りのようにはいかないコトも多く経験することでしょう。仕事の処理の早さも精度も異なる人たちと仕事をしなければいけません。お互いに「常識」が「常識」として通じないコトもあるでしょう。自分の思ったように行動しにくかったり、意見が通じないこともあったり、進め方に納得がいかなかったり、さまざまな違和感を感じることがあります。
そんな時に、一番注意しないといけないことが、「怒らないコト」です。怒っても何も解決しません。
あなたには何の権限もありません。裸一貫、ひとりのチームメンバーとして、協力し合って、共通の目的を成し遂げることが求められるのが実務補習です。
 

4.唯一の共通点は中小企業診断士

共通点は、中小企業診断士としての知識とスキルです。中小企業診断士試験の1次2次を通過してきたことが唯一の共通点です。そこだけが共通の「常識」が通じる部分です。でも、程度に差があることに注意してください。ギリギリ通過してきた人もいれば、余裕で通過してきた人もいます。それでも、唯一の共通点は「中小企業診断士」ということを覚えていれば、お互いに理解し、協力し合うことができるかもしれません。できるはずです。
 
 

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