中小企業診断士ウォッチャーのここだけのお話

中小企業診断士に関することをお伝えするブログです。 特に、中小企業診断士として登録後の世界を中心に書いていきます。中小企業診断士について知っていただければ幸いです。他に、中小企業診断士業界に関する知識や情報、話題や豆知識などを書いていきます。

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第3次試験

 その昔、中小企業診断士試験には、第3次試験がありました。そして、そこには、さまざまな人間ドラマがありました。というお話です。

1.第3次試験

第3次試験とは、現在の実務補習のことです。現在と異なる点は、15日コースしかなかったことです(そのはずです)。そして、さまざまな人間ドラマがありました。
 

2.会社か?中小企業診断士か?

中小企業診断士第2次試験の口述試験を合格したあとに急に現れるのが「会社か?中小企業診断士か?」という選択でした。その頃も、今と同じく、勤めながら中小企業診断士試験に挑戦する人が多くいました。でも、中小企業診断士として登録するためには実習である第3次試験を受けないといけません。そして、その試験を受けるためには会社の理解が必要でした。
そして、会社には寝耳に水の話で、上司に休暇の申請を出しても上司も対応に困ったという話を聞いたことがあります。中には問答無用で却下される人もいました。
 

3.決断の時

会社の協力を得られない方が「はいそうですか」と中小企業診断士第2次試験合格の期限切れを待てるわけはありません。そして、中小企業診断士として独立することを決めて会社を辞める人を見たことがあります。酷なことです。
 

4.裏技

会社の協力を得られない人の中には裏技(?)を使い第3次試験を乗り切った人もいます。その人は管理職でしたが、実習先から定期的に会社に電話を入れて状況確認と指示をして乗り切ったとのことです。その上司の協力の元、その人が会社にいないことは、会社にバレずに済んだとのことです。
そして、長距離通話のため電話代がすごくかかったらしいですが、その人曰く「その時に、コレクトコールを知った」とのことでした。人と運に恵まれて危機を回避する人もいました。
 
今は、制度が変更されて、15日コースのほかに5日コースで分割して実務補習を受けられるようになり、会社の協力を得られやすくなったと聞きます。実務補習を迎える方は、あともう一息がんばってください。
 
 
三次試験に少し触れているコラム記事です。
 
 

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