中小企業診断士ウォッチャーのここだけのお話

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トレンドのテーマ2019年「IT利活用」

 中小企業の状況を鑑みて国として力をいれたい支援も存在します。それらの支援に中小企業診断士の活躍が期待されてもいます。理論政策更新研修の研修テーマから、トレンドを垣間見ることができます。
今回は、理論政策更新研修の研修テーマから1つのテーマ「中小企業のIT利活用支援」を選び紹介します

1.中小企業のIT投資の現状

2016年のアンケート※によると、6割弱の会社がITを使っているとの回答があります。そのうち3分の2は給与、経理業務の内部管理業務の導入です。事務業務の効率性向上によりコスト削減に役に立っています。のこり3分の1は、積極的に利益を獲得するために調達、販売、受発注管理で使用していることがわかります。
このアンケートは今から3年前の2016年のデータなのですが、現在は、社内コミュニケーションに使用しているところが増えているような印象があります。
※中小企業・小規模事業者の経営課題に関するアンケート調査(全国中小企業取引振興協会(2016))

2.ITシステム導入がしやすい時代

ITの技術革新は目まぐるしいものがあります。クラウド(SaaS)の形態で提供されるさまざまなサービスがここ数年で増えています。より分かりやすく、使いやすいシステムが登場しています。

3.中小企業診断士に求められる役割

中小企業がIT投資を行わない理由を見ると、逆に中小企業診断士に求められる役割が見えてきます。
理由を見てみると、「コストの負担ができない」に対して、クラウドは月払いのモノが多く、システム導入の初期負担は軽減され、コストのハードるは下がりました。また、「社員がITを使いこなせない」に対しては、わかりやすく、使いやすいクラウドサービスが多く誕生しています。これは、導入をサポートする中小企業診断士にとっても有益であり、ITが苦手という方でも理解できる状況です。
他の、「ITを導入できる人材がいない」、「導入効果が分からない、評価できない」「適切なアドバイザー等がいない」の理由に対して、中小企業診断士が支援できる項目であると言えます。
 

4.中小企業のIT利活用支援

クラウドのシステムを理解して、その企業の課題解決に合わせたシステムを選定して、導入効果の測定方法も合わせたITを導入を支援することが中小企業診断士ができることであり、求められている役割です。そして、人手不足に悩まされ、生産性向上が求められている中小企業にIT導入が大きな効果を与える可能性があるのです。
 
IT活用支援も、支援できるように備えましょう。そんなに難しくないですし、自身の業務でも使用できるものもあります。
 

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