マルチライセンスというのは、中小企業診断士業界では、中小企業診断士の資格以外にも何らかの資格を持っている人のことを指しています。
1.マルチライセンスは70%
中小企業診断協会が2016年に実施したアンケートによると、中小企業診断士の資格以外の資格を持たない人は、1,992人中597人で30%です。
アマルチライセンスの中小企業診断士は70%ということになります。
アマルチライセンスの中小企業診断士は70%ということになります。
2.マルチライセンスの資格
中小企業診断士の資格以外の資格に関する回答(重複あり)は次のようになります。現状の把握の参考にしてください。
資格 |
回答数 |
ファイナンシャルプランナー |
322 |
情報処理技術者 |
305 |
販売士 |
205 |
社会保険労務士 |
169 |
ITコーディネータ |
144 |
行政書士 |
123 |
技術士(補) |
78 |
税理士 |
63 |
公認会計士(補) |
13 |
不動産鑑定士(補) |
8 |
弁護士 |
3 |
司法書士 |
3 |
その他 |
450 |
3.マルチライセンスになる理由のパターン
私が見ている範囲では、マルチライセンスの方の中には、もともと別の資格を持っていて、中小企業診断士の資格を後でとった方と、中小企業診断士の資格を取った後に、もう一つの資格を取った方に分かれます。
前者の場合、力試しで取得する方と、既に持っている資格とのシナジー効果を考えて戦略的に取得する方の2パターンがあります。
後者の場合、中小企業診断士の活動を始めたばかりのときに、自分の力不足を感じて、他の資格を取得する方と、ある特定の仕事を受けるために必要になり他の資格を取得する方の2パターンがあります。
他に例外的に、自身のブランディングで多くの資格をとる資格マニア的な人も存在します。
以上のように、いろいろなパターンがあります。
マルチライセンスの構成の仕方次第では自身のブランディングにもなります。戦略的に取り組むことが士業の戦略として必要になります。
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登録日:2019年11月20日
更新日:2020年5月5日